(2016.1.8 / 2016.1.14報告追記)

サイエンスカフェを開催しました!

 1月13日(水)18時より第5回サイエンスカフェを開催しました。

 当日は、紙谷教授に緊急手術が入ってしまうという医大ならではの緊急事態があり、まずは東教授、古川教授のお2人でスタートしました。

 東教授からは、血管外科は、血行を回復することで人体の機能を守る外科であると紹介され、現在は血管内治療と血管バイパス手術という二刀流の治療を行っていることと、治療により快癒した写真などを見せていただきました。また、このどちらの治療法を選択するか等、の継続している課題への取り組み、教室でインターネットを駆使して行っている国際カンファレンスなども紹介され、患者さんを治療するだけではなく病気の情報を収集し、発生の原因究明の研究や、遺伝子の同定の研究を行っていることをお話しいただきました。

 続いて古川教授からは、肝臓の治療である肝切除と肝移植について、どのような特徴がありどのような場合にその治療を選択するのか、などが学生向けにわかりやすく解説されました。解説では肝臓の手術映像や画像も紹介され、医師でなくては見る機会が少ない肝臓の患部写真や、手術ロボット「da Vinci」による術場の映像などを重要なポイントのコメントとともに見せていただきました。また、2011年に開催した第1回サイエンスカフェの際に、古川教授が解説してくださった最初の生体肝臓移植の患者さんが、今は元気に生活されていることや、肝臓は再生するという明るいお話も伺うことができました。

 ここで紙谷教授のご登壇を心待ちにする参加者のために、東教授が自ら紙谷教授に連絡を取ってくださるという一幕があり、3教授の仲良し振りを見せていただきました。

 駆けつけてくださった紙谷教授は、ディスカッションスペースにいる学生にも参加を呼びかけた後、ご自身が大学卒業後、ドイツ留学・就職を経て旭川医科大学に着任されるまでの経緯を、そのとき何を思ってその進路としたのか等、学生ではなくとも引き寄せられるようなお話をしてくださいました。ドイツの大学では数少ない日本人の指導医という立場にあったことや、脳が溶けるほど楽しかった毎年取れる長期休暇のお話など、長時間の手術の直後であることを感じさせないパワフルなプレゼンをいただきました。

 最後には、参加した学生さんからの質疑や感想に併せてそれぞれの教授からコメントやアドバイスがあり、最後に突然藤尾館長から飛び出した“解剖実習は本当に必要だと思いますか”の質問にも、遺体保存技術が進んでいることや、解剖実習に取り組んだときに医師となる覚悟が出来たなどの実情や経験談が回答されました。このほかにも参加者との質疑中には、教授方のびっくりするような過去の経験などが披露され、会場は大いに盛り上がって終了しました。

 図書館では、今後も本学の先生方の研究を判りやすくお話しいただくサイエンスカフェを開催します。どうぞご期待ください。


第5回図書館サイエンスカフェ開催のご案内

 図書館では、本学の先生方にご自分の研究を語っていただくイベント、図書館サイエンスカフェを下記のとおり開催いたします。

 今回は、外科学の3人の教授に、揃ってご登壇いただくこととなりました。
 それぞれの教授の研究内容をわかりやすく解説していただける機会はめったにありません。研究スタイルや留学についてなど、普段の授業では聞けないことも、気軽に質問できるチャンスです。

 1月の試験期中の開催となってしまいましたが、1時間30分ほどのイベントですので、この機会を逃さず、お気軽にお越しください。

日時: 平成28年1月13日(水) 18時〜19時30分(予定)

場所: 図書館 南棟1階 ディスカッション・スペース

内容: 第5回図書館サイエンスカフェ「NO SURGERY, NO LIFE」 (演者は登壇順)
     東 信良 教授(外科学講座 循環・呼吸・腫瘍病態外科学分野)
     紙谷 寛之 教授(同上)
     古川 博之 教授(外科学講座 消化器病態外科学分野)

 各教授にそれぞれ20分のプレゼンをいただき、その後鼎談と、会場との質疑応答を行っていただきます。

対象: 本学の学生、院生、教職員どなたでもご参加ください。
     ※お申し込みの必要はありませんが、座席は先着順になります。


(図書館)